ロボット型検索エンジンの対応 - ヒビノカテ

ロボット型検索エンジンの対応

| コメント(0) | トラックバック(0)
一.ロボット型検索エンジンのこれまで
Search Engineとは、検索エンジンのことですが、この場合は主にロボット型検索エンジンを指します。Yahoo!などのディレクトリ型は人間がページの掲載を判断していますが、ロボット型では、その名の通りロボット(実体はサーバ上で動くプログラム)がWebページを巡回・収集して、検索を可能とする仕組みです。

日本のロボット型検索エンジンには主に以下の様なものがあります。
Google
結果への信頼度はナンバーワン(主観)。シェアはロボット型の中で半分近い。
goo
NTT系のロボット型検索エンジン。通常のロボット以外に最近更新があったものを主に収集して検索できるフレッシュ型ロボットのエンジンもある。
Infoseek
楽天傘下のロボット型検索エンジン。検索エンジンだけでなくその他様々なサービスを提供。
MSN
蝶のマークが美しいマイクロソフト系の検索エンジン。

二.SEOとは
SEO とは、Search Engine Optimization の頭文字をとったものです。

検索エンジンの検索結果上位に自分のサイトを表示させるために、Webサイトを最適化することを言います。 SEOはうまくすれば費用をかけずにトラフィック(アクセス数を)稼ぐことができるため注目に値します。現在では SEO 関連の書籍 なども多数出ていますので、参考にしてみるのも良いかもしれません。

三.具体的な方法
1.キーワードの選定
まず、どのキーワードで上位を狙うかを決めます。これはほとんどの場合サイト(ページ)のメインテーマで良いですが、あまり一般的過ぎるキーワードだと、競合が多すぎたりするので、少し絞った方がいいかもしれません。特にインターネットはコアな情報だとリピータを確保できるということがあります。
参考:キーワードアドバイスツール、検索エンジンの入力補完を利用する。

◎Google AdWords : キーワード ツール
<a href="https://adwords.google.co.jp/select/KeywordToolExternal" target="_blank">adwords.google.co.jp/select/KeywordToolExternal</a>

◎Google トレンド
<a href="http://www.google.com/trends" target="_blank">www.google.com/trends</a>

◎Yahoo! JAPAN 関連検索ワードサーチ 「UnitSearch Ver.2.0」/SEM Analytics Lab
<a href="http://www.sem-analytics.com/lab/unitsearch.php> target="_blank>www.sem-analytics.com/lab/unitsearch.php</a>

◎みんなで作る検索エンジン、フェレット
<a href="http://jp-ferret.com/" target="_blank">jp-ferret.com/</a>

ネット購入のリアルタイムにわかる

◎【楽天市場】最新情報!売れ筋人気リアルタイムランキング - ランキング市場
http://ranking.rakuten.co.jp/realtime/

2.キーワードをページ内に含める
ロボットは基本的にテキストを読んでいます。だから、キーワードがページ内に含まれないと評価が低くなります。単純にキーワードは多い方が有利ですが、一時のようにやたらキーワードを並べても駄目です。最悪スパム認定されて結果表示からはずされます。さじ加減は難しいかもしれませんが、キーワードをテーマとしたページなら、自然にキーワードも多く出現すると思います。(目安としてテキスト料の5%が良いとされています。)
 
3.タイトルタグにキーワードを含める
<title>タグに含まれるキーワードは高評価を受けるようです。ただし、あまり長い文字列にすると評価が低くなりがちなようなので、ページタイトル自体にキーワードが入るよう工夫してみましょう。
 
4.METAタグ
<head>タグ内に記述するメタタグはGoogleでは無視されますが、読んでくれるロボットもいるので念のため正しく記述しましょう。
<meta name="description" content="ページの内容を解説した文章をここに書きます。">
<meta name="keywords" content="キーワードを半角カンマ区切りで書きます。">
<meta name="ROBOTS" content="INDEX,FOLLOW">
ロボットにページを取得させない場合は NOINDEX,NOFOLLOW と書きます。NOFOLLOW はページのリンク先をロボットが辿ることを禁止します。
 
5.robots.txt
これは、サイト内をロボットが読む(クロールする)のを制御するためのファイルで、あなたのページのアドレスが http://www.example.ne.jp/~hoge/ だったら http://www.example.ne.jp/~hoge/robots.txt の位置に置きます。ちなみにパーミションは 0644 とか 0604 などで良いでしょう。上のメタタグもそうですが、robots.txt もロボットにサイトのページを"読ませる"よりも、"読ませない"事のほうに効果があります。ただし、無視するロボットも多いので注意しましょう。(Googleが用意しているサービスのwebマスターツールでrobots.txtの作成やテストができます。)
 
6.文字列を画像で置き換えない
デザインに凝りはじめると、見出しを画像にしたりしがちですが、できれば普通に文字列にしましょう。ロボットは画像を読んでくれません。テキストを装飾するタグやなんかもいろいろ工夫できますし、気の効いたページを作ろうと思うなら、画像とテキストと両方をうまく使う方法なんかも良いでしょう。
 
7.alt属性
alt属性は img タグにおいて画像を説明するテキストを記述しておく属性ですが、ロボットのなかにはこれを読むものがあるようです。デザイン的に画像を使うしかない場合など確実にalt属性でテキストを補いましょう。これはブラウザで見る人間にとっても有意義な記述です。
 
8.フレームページ
フレームページはできれば避けたい所です。なぜならフレーム分割処理をするページにはテキスト情報が含まれないからです。分割先のページがクロールされて高評価を得ると、今度は検索エンジンからの訪問者がフレームの中のページだけを見るという問題が発生します。ただ、Google はけっこう優秀でこの辺をうまく読んでくれるようで、分割ページのアドレスに分割後のページの評価を持ってくるようです。しかし、多くの検索エンジンはフレームにそれほど対処できていないので注意した方が良いでしょう。
 
9.<noframe>
フレームページでの対処方法として、<noframe>タグが有ります。元はフレームに未対応のブラウザで読まれた場合に表示する部分を記述するためのタグですが、IEやNNをはじめ統計的には9割近い人がフレームに対応しているため、むしろロボット対策に使ってしまうのはアリかもしれません。同じように<noscript>タグなんかもあります。
 
10.被リンク数を増やす
Google 対策ではこれが最も効果あるような気がします。リンクのされ方も大切です。どこかからリンクされる際にアンカータグで囲まれる中に任意のキーワードが入っている時に最も評価が高くなります。ただ、これは自分の意志ではどうならない部分も大きいので難しいです。

SEOを大切ですが、それよりもコンテンツに注力することが重要です。
最後に、一番重要なことですが、どこからもリンクされていないページは作ってはいけません(どこからもリンクされていないページがロボットに100%読まれないということでもありません)。

なぜかというと、ロボットはページのリンクを辿ってインターネットを巡回するからです。サイト全体を効率よくクロールしてもらうためには、大手サイトなどでよくあるサイト内マップのようなページをひとつつくるのが手です。

しかし、その際の注意事項として、高ランクページからのランクが引き継がれるのは、そのページからリンクしている次のページのみのようです。その次のページにリンクすると元の高ランクは関係なくなってしまい、リンク元のページランクで評価されるようです。したがって、高ランクのページがひとつあるなら、そのページから全てのページにリンクを張ったほうが、全てのページに高ランクを引き継げることになります。 

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://line-heart.com/blog/mt-tb.cgi/82

コメントする

2011年9月

        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

このブログ記事について

このページは、lineheartが2009年10月18日 14:34に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「Gmailで本文内に画像を挿入する方法」です。

次のブログ記事は「惑星間インターネット」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。