上司の心得_私的版 - ヒビノカテ

上司の心得_私的版

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私の上司は「能力」が低すぎます!
http://business.nikkeibp.co.jp/article/nba/20081216/180339/

日経BPの掲載記事を読んでいました。
そういえば僕も部下を持っていた時代があったことを思い出します。。。

その昔、中企業でもそれなりに規模が大きな企業でコンピュータ室の室長をしていたことがあります。(ちょっと、肩書きが大げさ。。。)
とりあえず私も部下を持ったことがあるので上司の立場から自分が所属部署をどうマネージメントしていたかをメモ書きとして書いておきます。

[1 部署のスタッフの1人として部下と同じ仕事をこなす]
○部下と同じ仕事をこなすにおいては
1.部署で行う業務はすべて把握することが大前提である。
2.業務遂行能力はその部署内のスタッフの誰よりも得意でなければならない。
3.自分の弱点は部下に知っておいてもらう(ここは微妙)
4.部下に的確な指示を行えるように常に指示の手順を考える。
5.考えうるイレギュラに対しての対処を考えておく。
6.常に勉強と努力は怠らない。

[2 管理職として部下を育成、指導する]
○部下の育成・指導においては
1.部下は何が得意で何か不得意かを把握する。
2.業務を遂行する上で部下が足りない能力を洗い出す。
3.部下が成長するためにはどうすれば良いか?部下と一緒に考える時間を作る。
4.部下自身に充足している能力と劣っている能力を把握してもらう。
5.遂行する業務が部下に向いているのか?努力すればできるのか?全くできないのか?を場合分けする。
 -向いているのであれば業務をしてもらう。
 -努力すればできるのであれば成長するための方法を考える。
 -全くできないのであれば他の部下と業務を振り替える、または上司が行う。アウトソウシングを考える
6.今後行ってもらうであろう業務において獲得すべき能力を説明する。
7.以下、5のループ。
8.可能であれば何かしらの勉強会を業務中に行う。(業務を休めて課題を出題する)

[3 管理職として組織をスムーズに円滑に動かし、業績を上げる]
○業務効率を上げるには
1.指示を出すときにはやってほしい事、やってほしく無い事を明確にする。
2.遂行する業務の意味と目的と結果を伝えて、業務遂行に意味を理解してもらう。
3.いつまでにやってほしいかを伝える。
5.いつまでにできるかを聞く。
6.伝えなくても良い情報は伝えない。

○部署を円滑に運営するには
1.品のある冗談を言う。
2.部下にイヤミは言わない。
3.常に部下と同じ立場で自分も仕事をする。
4.部下の不満を聞く。(なるべく聞くだけにしたいものです。迎合はしません)
5.無理な業務はさせない
6.時には難しい無理な業務を遂行してもらう。(フォローアップは忘れずに)

自分が上司にされてうれしい事、うれしく無い事を想像してから行う。
部下の反応を見ながら業務の割り振りを考える。だからと言って部下の顔色を伺うことはしない。
最後は人間対人間のつきあいなのだから敬意を持って接することが必要だと思います。



え?
カッコイイ事、書き過ぎだって?
たしかにこれをやると自分の上司との軋轢が生じます。
自分の上司との高度な交渉が必要となります。
そして常に結果を出すことが交渉の前提条件になります。

私の場合は部署が特殊な点と私の上司が社長という特殊な環境であった点もあるのですが、そう間違った事は言っていないと思います。

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このページは、lineheartが2009年2月 4日 13:37に書いたブログ記事です。

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