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文章の要約のコツ

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[要約とは]
 文章や話の要点を短くまとめること。そして要点とは物事の中心となる大切な点。
 (大辞林 第二版より)

 要点を捉え表現することができれば、自分の主張が相手に理解されやすくなります。
 今回は文章の要点を書く際のコツです。
 (こんな題材を取り上げて、要領が得られていない可能性があるのですごく怖いです)

[要点を見極める]
文章の論理構造を捉える
 文章中で書き手が本当に言いたい事はその文章の10%~15%程度と言われています。
文章の大半は例であったり分かり易いように言い換えた文章です。その部分を見極めて省くことで文章を要約することができます。
 同じ内容を繰り返している部分の見極めは「特定の接続詞や、特定の表現を見つけ出すこと」で可能となります。
 「たとえば」「すなわち」「つまり」「言い換える」等です。これらの語句がある時にはそれ以降の文章が書き手の主張したい事柄となります。

新規性の高い情報を捉える
 書き手、読み手が共有している情報は最低限の常識として文章から省略することが可能です。
 その文章が主張する読み手がまだ共有していない文章が書き手の主張したい事であり、主張したい事柄は新しい情報である可能性が高いです。そのため新しい情報を捉えることが要約をするコツとなります。

[字数制限への対応]
 与えられた分量(文字数)に応じて概要をまとめる目安です。
 10字以内 - 単語で考える。(1文節)
 20字以内 - 一つの形容詞の付いた単語で考える。(2文節)
 30字以内 - 主語 + 述語 + 目的語(3文節)
 40字以内 - 5W1Hなど少し具体からされた文章(4文節)
 50字~   - 25字 + 25字、具体的な例を入れる

[要点の書く順番]
結、起承転結のように最初に結論を述べるようにする。
時間の順序では無く、重要性の高い順序で書く。

[要約の参考]
新聞記事が参考になります。
 大見出しで10文字を超える記事はほとんどないからです。

wordの要約機能を利用する。
 この機能を利用して要約の作業を楽にするのでは無く、この機能を利用して破綻の無い文章が作れたら文章としての読み易い文章になっている目安となります。

 要約の上達のコツは"書いて"、"推敲して"、誰かに"採点して"もらうことだと思います。要約が出来ると長い文章でも読み易い文章となるため。人に読んでもらえる文章を書く事ができます。

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[参考にした本]

 「超」読解力 (講談社+α新書)[ 講談社 ]

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コメント(1)

今年から新大学生なんですが、
要約などまったく素人で
大学はレポート多く
四苦八苦していたので助かりました。
参考にさせてもらいます(^^)

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このページは、lineheartが2009年2月12日 14:40に書いたブログ記事です。

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